東京の雪、長野の雪

 何となく徹夜中であるからして、自分の中でまだ日は変わっていない。だから、毎日更新を宣言三日目にして破ったわけではないのだ。と、一応言い訳。
 始めは雑草学のレポートをやろうと思っていたのだが、何となく手に付かないまま徹夜に。ダメだ、こりゃ。

 本題に入ろう。
 東京を8年ぶりの大雪が覆ったのは先週の土曜日であった。まだ、建物の影などでその名残が見られる。地温が一向に上がらないものだから、ここ二、三日は寒い日が続きそうである。
 一旦地温が下がってしまえば、その上に積もる雪がなかなか解けないのは通りである。雪の反射率をなめたらどうなるかは、日焼け止め無しでスキーをした経験がある方なら良く分かることだろう。
 で、東京の道路に残った雪だが、地元で慣れ親しんだものとはどうも勝手が違う。地元ならば、雪はほとんど融けずに、人や車に圧縮された状態で道路一面に広がるのだが、東京は下手に日中の気温が上がるものだから、一旦表層が融け、夜間に再び凍結するというプロセスを繰り返しているように思える。結果として、長野ならば一面白い道路が続くはずのところが、東京ではアスファルトの上に透明な氷がはった状態になる。踏み固められた雪というのは、なかなか滑りやすくて小学校の頃はよく遊んだものだったが、氷ともなるとまた別である。これは危ない。慣れない東京の人がよく転ぶわけである。
 というわけで、しばらくは足下を見ながら歩く日々が続きそうだ。けっして、気落ちしているわけではないので悪しからず。