2014年は世界文学とローダンの年

2014年を振り返ると、3, 4月の『けいおん!』漬け、5月SFセミナーでの世界文学との出会い、8月のペリー・ローダン通読会100巻突破あたりが大きな出来事でした。9月からは何をしていたのかと言われると……なにをしていたんでしょう? 世界文学振り返り 世界文…

ペリー・ローダン通読会100巻突破記念企画 作家別作風解析

ローダン100巻までを担当した6人の作家の作風について、登場順に紹介していきます。 作品のナンバリングは、日本版をベースに前半にa、後半にbをつけて表記しています。例えば35aは、35巻『アトランティス最後の日』前半「半空間に死は潜みて」を指します。 …

ペリー・ローダン通読会100巻突破記念企画 作家別傾向概略

twitterで淡々と続けてきた #PR通読会 が1年半ちょっとで100巻に到達しました。そこで、これまでやろうやろうと思いつつ放置していた、作家ごとの傾向をまとめてみようと思います。 個々の作品の感想や、サブタイトル中の頻出語解析などはtogetterにまとめて…

ローダン版『レッドスーツ』の世界での処世術

レッドスーツ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)のネタバレあり! ジョン・スコルジーの『レッドスーツ』は素晴らしくバカバカしい傑作でした。本作の元ネタは〈スター・トレック〉でしたが、残念ながら新旧劇場版と、シャトナーの書いたスピンオフ、角川スニーカ…

学園英雄ペリー・ローダン(初期設定)

twitterでトーラはツンデレだし、クレストは執事っぽいし、今ならローダンをアニメ化してもいけるんじゃないか、というポストを見かけたので、前々から考えていたミュータント部隊がとある研究学園都市にいたらネタと組み合わせてみることにしてみた。美女ト…

2013年まとめ

もう、すっかり年一回の更新になりました。 去年は139冊と冊数だけは一昨年より増えましたが、うち48冊がローダン、他もライトノベルの再読とかコミックが多くて、純粋な昨年新刊はほとんど読めてないのが現実です。少ない中では、『皆勤の徒』、『誰に見し…

2012年まとめ

2012年は時の車輪通読会に始まり、ペリー・ローダン通読会に終わった一年でした。 〈時の車輪〉については大半が再読でしたが、以前とは全く違うところで楽しめたりと、自分の読み方の変遷にも気付かされる面白い体験になりました。4部以降はかなり退屈な部…

宇宙の不死者

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈10〉宇宙の不死者 宇宙の不死者 (ハヤカワ文庫 SF 128 宇宙英雄ローダン・シリーズ 10)作者: K.H.シェール,クルト・マール,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1973/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 宇宙の…

死にゆく太陽の惑星

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈9〉『死にゆく太陽の惑星』 死にゆく太陽の惑星 (ハヤカワ文庫 SF 97 宇宙英雄ローダン・シリーズ 9)作者: クルト・マール,クラーク・ダールトン,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1973/07メディア: 文庫この商品を含…

銀河の時空を抜けて

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈8〉『銀河の時空を抜けて』 銀河の時空を抜けて (ハヤカワ文庫 SF 87 宇宙英雄ローダン・シリーズ 8)作者: クラーク・ダールトン,クルト・マール,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1973/04メディア: 文庫この商品を含…

六つの月の要塞

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈7〉『六つの月の要塞』 六つの月の要塞 (ハヤカワ文庫 SF 81 宇宙英雄ローダン・シリーズ 7)作者: K.H.シェール,クラーク・ダールトン,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1973/02メディア: 文庫この商品を含むブログを…

7-10まとめて。

更新サボってたけど、一日一ペ継続してます。飲み会とかの日は無理ですが。

時間地下庫の秘密

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈5〉『時間地下庫の秘密』 ミュータント作戦 時間地下庫の秘密 時間地下庫の秘密 (ハヤカワ文庫 SF 78 宇宙英雄ローダン・シリーズ 6)作者: クルト・マール,クラーク・ダールトン,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1973…

決戦! ヴェガ星域

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈5〉『決戦! ヴェガ星域』 地球救援 決戦! ヴェガ星域 あらすじ 地球救援 金星の旧アルコン植民団基地で一人乗りの戦闘艇6機を発見したローダンたちは、再びIVsが侵入したとの報を得て地球に舞い戻る。 ミュータントたちの能力…

一日一ペ継続中

しばらく更新途絶えましたが、一日一ペは継続中です。ただ、一日一冊読んでるとさすがに他に何もできないことがわかったので、一日一話(ドイツ版換算)ということにしました。すなわち、2日に一冊ということ!

謎の金星基地

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈4〉『謎の金星基地』 宇宙からの侵略 謎の金星基地 謎の金星基地 (ハヤカワ文庫 SF 61 宇宙英雄ローダン・シリーズ 4)作者: クルト・マール,クラーク・ダールトン,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1972/06メディア: …

ミュータント部隊

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈3〉『ミュータント部隊』 非常警報 ミュータント部隊 ミュータント部隊 (ハヤカワ文庫 SF 45 宇宙英雄ローダン・シリーズ 3)作者: クルト・マール,W.W.ショルス,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1971/12/01メディア: …

銀河の神々のたそがれ

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈2〉『銀河の神々のたそがれ』 銀河の神々のたそがれ (ハヤカワ文庫 SF 40 宇宙英雄ローダンシリーズ 2)作者: K.H.シェール,クラーク・ダールトン,松谷健二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1971/10メディア: 文庫この商品を含…

昨日の修正

ローダン第一巻第一話のタイトル間違えてました。正:スターダスト計画 誤:大宇宙を継ぐもの ローダン日本版の表題は収録作タイトルから取るものと相場が決まっているし、記念すべき第一巻だしと思っていたけれど、まさか数少ない例外とは。後に長大なシリ…

大宇宙を継ぐもの

宇宙英雄ローダン・シリーズ〈1〉 スターダスト作戦 〈第三勢力〉 あらすじ ドイツで2600巻、日本で420巻(本国版2冊を1冊に合本しているので、本国換算840巻)を超え、未だに続いている超長編シリーズ、〈宇宙英雄ローダン〉の記念すべき第一巻。 舞台は197…

ローダン通読会始めます

先日、とある筋から〈宇宙英雄ローダン〉シリーズ1-400巻を譲り受けました。中高時代に伯父に借りて170巻くらいまでは読んでいて、グイン、スター・ウォーズと並んで100冊超シリーズ3巨頭ということで、今までもさんざん持ちネタにしてきていましたが、伯父…

3月読書メーターまとめ

3月の読書メーター読んだ本の数:20冊読んだページ数:5813ページナイス数:6ナイス竜騎争乱〈1〉嵐の来襲―「時の車輪」シリーズ第8部 (ハヤカワ文庫FT)情報網の発達してない世界で、各地の出来事が虚実ない交ぜの噂となって広まっていくのもこの物語のおも…

ビブリオバトル負けました

3月も〈時の車輪〉とビブリオバトル用に再読した『あなたのための物語』だけ。 『あなたのための物語』を最初に読んだ時は、直後にウイルス性大腸炎にかかってサマンサの気持ちを少し味わいましたが、今回はマジスパで虚空50を食べながら読んで、やっぱりサ…

2月の読書メーターまとめ

そんなこんなで、スーパー時の車輪タイム。2月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:5003ページナイス数:4ナイス竜王戴冠〈8〉竜王の旗のもとに―「時の車輪」シリーズ第5部 (ハヤカワ文庫FT)〈災いの炎〉まじチート。後半より、前半の事件の方…

スーパー時の車輪タイム

ロバート・ジョーダン、斉藤伯好コンビの意志を継いでブランドン・サンダースン、月岡小穂コンビの執筆、翻訳による〈時の車輪〉11部が出たり、Kindle+自炊セットで大量の本を簡単に持ち歩けるようになったりで、巡り合わせが来たので、約10年振りに〈時の…

2011年読書メーターまとめ

あまりに読んでる数が少ないのと、シリーズで水増しが多いので順位とかはつけませんが、やっぱり『ねじまき少女』と『約束の方舟』が図抜けて傑作だった印象です。2011年の読書メーター読んだ本の数:73冊読んだページ数:23263ページナイス:100ナイス感想…

あけおめ

年一更新です。 昨年は、一昨年よりさらに読書量が減って2年連続の100冊切り。 ゲームのしすぎですね。

2010年まとめ

案の定100冊すらいかず、SF率も低め。 『天冥の標2』や『ミストボーン』三部作のような傑作にも巡り会えたので、満足といえば満足ですが、こぼしたものの多いこと。のんびりやっていきましょう。2010年の読書メーター 読んだ本の数:85冊 読んだページ数:2…

新年

あけましておめでとうございます。 今年は初夢見ました。 怪しげな遺伝子組み替え作物を街頭で売るというなんだかシュールな光景でした。"Shiruko! Shiruko!"と連呼していたわりに、手にしていたのは葉菜類だったような気がします。謎。 正月気分と、気軽に…

読書メーター10月のまとめ

恐るべき読書量(のなさ)。10月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1923ページ…絶句〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)しっちゃかめっちゃかだし、説教臭いし、ご都合主義満載なんだけど、素子ちゃんが可愛いし健気なのでいいや。読了日:10月13日 著者…