診断

 もともと成長痛が治らなかったことに加え、一年前にスキー部の合宿で痛めつけてしまい、一日の終わりには膝の痛みに苦しめられている。今はまだ我慢していればいいのだが、このまま老いていけば真っ先に膝がやられ、そのまま寝たきりに……なんて恐い想像をしてしまい、医者にかかることにした。
 午前の講義を切って埼玉にあるスポーツ整形で有名な病院へ。過去に撮られたことのない角度からのレントゲンも撮り新鮮だったが、診断は一年前に幾つか試したときと同じ――特定の問題は見られず、腱の炎症だと思われる。成長痛が治らなかったのは、当時負荷をかけすぎたため。
 当時も今も余計な負荷をかけているつもりはないのだが、どの医者も口を揃えて言うならば、そういうことなのだろう。最近再開したLSDは中止せざるを得ないようだ。代わりに水泳というのは、泳ぎが苦手な自分としては魅力的な案ではない。
 一つ新しかったのは、左右で膝周りの腱の張り方が違うという指摘。これじゃバランス悪いわな。ストレッチに精進せねば。