豹頭王の苦悩

豹頭王の苦悩―グイン・サーガ〈122〉 (ハヤカワ文庫JA)

豹頭王の苦悩―グイン・サーガ〈122〉 (ハヤカワ文庫JA)

 この巻のグインはさすがに酷すぎる。同情の余地がない。

 シルヴィア乱心でうろたえ、とっさにハゾスを頼る(というか丸投げ)前巻の行動はまだ共感できるところがあったが、ちょっと相まみえて言葉を交わしただけで、見捨て去るというのは薄情過ぎなかろうか。あれだけ、俺が守らなくては、と連呼していたのに。

 ゴーラ篇まだー?