不死鳥の剣

不死鳥の剣―剣と魔法の物語傑作選 (河出文庫)

不死鳥の剣―剣と魔法の物語傑作選 (河出文庫)

 ヒロイック・ファンタジー黎明期の代表作を集めた傑作短編集。

 一人の男(幾つかの作品では、女だったりコンビだったりするが)が、強大な悪であったり個人的な仇敵に立ち向かうという単純な構図ながら、実に多彩な作品があるものだと思う。
 この中では、『翡翠男の眼』(マイケル・ムアコック)が群を抜いていた。シリーズに脂がのってる頃の作品だということも大きいだろう。