ビブリオバトル負けました

 3月も〈時の車輪〉とビブリオバトル用に再読した『あなたのための物語』だけ。
 『あなたのための物語』を最初に読んだ時は、直後にウイルス性大腸炎にかかってサマンサの気持ちを少し味わいましたが、今回はマジスパで虚空50を食べながら読んで、やっぱりサマンサの気持ちを少し味わいました。

 「ことば」というお題で『あなたのための物語』をぶつけるのはさすがに捻りすぎかと自分でも思ったけれど、『1984』とかベタすぎるし、神林長平は十分に読めてないのでベストなセレクトできないし、イーガンはなんかめんどいし、『ぷりるん。』勧めたい奴がいるか? とか逡巡しながら本棚を眺めていて、ふと目にとまったのがこれ。これ思いついた後は、もう何も出てこなかったので、自分の中ではベストなセレクトだったはず。構成は我ながら頑張って、知人にもそこは褒められたけど、如何せんそれ以外の何かが足りなくて負け。
 単に語りが上手ければ良いってものでもないし、作品愛だけが先行してもそれはそれで限界があるし、と自分でやってみて初めてわかるビブリオバトルの奥深さを痛感しましたね。

http://www.bibliobattle.jp/