クリスタルの再会

クリスタルの再会 (ハヤカワ文庫JA ク1-118 グイン・サーガ118)

クリスタルの再会 (ハヤカワ文庫JA ク1-118 グイン・サーガ118)

 この女の人だれ?


 ヴァレも加わってパロらしい同じ内容を繰り返すばかりの会話が花開くのやら、本領発揮のマリウスやらを懐かしんでいたら、第二話のタイトルに泣かされた。今回は良くも悪くも泣かされた巻でした。リンダとの再会は67巻の再来をちょっと期待していただけに、肩すかしというか、リンダの扱いが可哀想すぎるというか。
 ブランは210巻くらいになってグインの下にはせ参じるフラグが立った感じ。


 栗本薫の適当っぷりは相変わらずで、ローダンがひところは本国ドイツで月刊だったとか言い出してますが、実際のところは週刊だし今のところほとんどペースは落ちてないのですよ。ヘフトといって、日本で言う週刊漫画的な週刊小説文化がドイツにはあるんだそうな。ワールドコンでローダン研究会の人に2400巻をいただいたけど*1、中閉じで本編は100p弱、他に用語解説やら色々おまけがついてる感じ。以前故松谷健二氏が言っていたような品のない広告はパッと見た感じだと目につかないものの、ローダンや他のヘフトらしきものの広告が途中のページに入ってたりはする。
 なんにせよ、グインだけで月産400枚に加えて他の小説も書いてるペースは誰にも真似できないですが。

*1:若いローダン読みを見るとうれしいらしくて、Hamacon2の時も良くしていただいた。感謝!