収容所惑星ワツティン
収容所惑星ワツティン (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-340 宇宙英雄ローダン・シリーズ 340)
- 作者: エルンスト・ヴルチェク,H.G.フランシス,五十嵐洋
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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やっとローダン不在の故郷銀河話。
ケテナーって誰さ。細胞活性化装置持ってるし、1050年前と言えばぎりぎりけだものサイクルっぽいけど、よく考えたらけだものサイクル170巻までしか読んでないから後半の登場じゃ知らないのも無理ないよなあ、と悩みつつ読む。珍しく訳者後書きとして機能してた「あとがきにかえて」によれば、アトラン・ヘフトの人気をひっさげて本編にやってきた最後の大物レギュラーで、ゆくゆくは《ギルガメシュ》のモジュールも任されるほどらしい。しかし、1000年かけても大佐って不憫でならない。
シリーズの中でも、ナイク・キント率いる第三課のエピソードは秀逸だったと思っているので、そういう位置付けで活躍してくれることを期待。
そういえば、ミュータント部隊はみんなテラとともに消えちゃったから、故郷銀河だと最強の手札は使えないのな。どんな敵にもほとんど有効な無敵部隊。5次元ベースのエネルギーを使ってるはずなのに"エネルギー吸収放射"の影響圏でも動けるぜ!
16年ぶりに旧友が訪れたと思ったら、助けを求められただけだった旧ミュータント部隊の面々は可哀想すぎる。使いどころ難しそうだし、すぐに忘れられそう……。