隣の百合は白

彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)

 ここ1,2ヶ月続いた少女向けライトノベル一気読みも、これで両シリーズとも刊行ペースに追いついた。プロフィールから最近言及したISBNみると、やたらピンクい……。


 能力が伴う傲岸不遜はリアルでもフィクションでも嫌いじゃないけれど、彩雲国では黎深にかぎらず秀麗に当たるととたんに腑抜けるから微妙。秀麗に対して自然なのは燕青とタンタンだけか。燕青には特に興味わかないし、タンタンは復帰しないフラグたってるからな。
 百合という名前に男装と来たら……、なにもありませんでした、と。


 この人前も後書きで厚い、ページ数が多いと宣ってましたが、300ページもないのな。それにしては厚いのは確かだけど、紙が安っぽいからそのせいか。
 京極かレナルズか川上稔でも読んでみたら心休まるんじゃないかしら。


追記:
 そういえば、中編は書き下ろしだけあって本筋に絡む情報が多かった。推理ごっこをしてみると、もしかしたら秀麗は劉輝より王位継承順位高かったのかもね、とか。旺季とは比べものにならないくらい高いのは確かっぽいけど、旺季編の後に担ぎ上げられて立場上劉輝とは敵同士、とかなったらさすがに嫌だ。というか、先王に殺されてない旺季は継承順位的に雑魚。