パンツァーポリス1935

 電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉受賞のデビュー作品。逆にいえば、賞の制約(枚数とか)がかかっていることもあって、《終わりのクロニクル》に比べれば本領発揮できてないのかな、という感じ。以前のコメントによると《都市シリーズ》はお勧めということなので、機会があったらちょいちょい読んでいこうとは思う。

 軍をバックにした研究だったとはいえ、かなりの部分好き勝手にやっていたヴァルターたちなのに、宇宙を目指すための機体にあれだけの(軍側も把握できてない)戦闘力を詰め込んでいる、というのは《終わりのクロニクル》にも通じる違和感があった。