独裁者の城塞

独裁者の城塞 (ハヤカワ文庫SF―新しい太陽の書)

独裁者の城塞 (ハヤカワ文庫SF―新しい太陽の書)

 セヴェリアン一人の冷静な語り口から、彼一人の半生だけでなく惑星ウールスの過去現在未来が描かれる様は素晴らしい。面白い、と興奮しながら読むような本ではなかったけれど、後から反芻するたびに評価があがっていく気がする。