我が呼び声に応えよ獣

我が呼び声に応えよ獣―魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫)

　スレイヤーズとともに、富士見ファンタジアの――ひいては、ライトノベルの――全盛期を支えた偉大なシリーズの第一作、ということでいいのだろうか。
　それなりに真面目でいたがる主人公と、バカ騒ぎを繰り広げるボルカンやクリーオウたち、それなりにシリアスな魔術士ご一行と、キャラクターのバランスも、物語の構成も一級。
　暇を見つけて続刊もちゃんと読んでみようと思う。